BASEで自宅住所を出さずに売る|特商法の非公開設定でできること・できないこと

BASEの特商法非公開設定で自宅住所を守れる範囲と発送時の注意 ドロップシッピング

BASEでネットショップを開くとき、「自宅の住所がお店のページに出てしまうのでは」と気になる方は多いと思います。どうも、マサユメです。私もそこで長く足が止まっていました。今回は、BASEの住所を出さない設定について、できること・できないことを、自分のお店の設定と合わせて整理します。

先に結論です。BASEでは、個人のお店なら「住所」と「電話番号」を非公開にできます。非公開にすると、特定商取引法の表記にはBASE株式会社の情報が出ます。ただし、BASEには正しい住所の登録が必要で、発送元・納品書・返品の連絡では自分の住所を使う場面があります。

BASEの「住所を出さない設定」でできること

ネットショップには、お店の名前・住所・連絡先などを表示する決まりがあります(特定商取引法にもとづく表記)。BASEでは、管理画面の「設定」→「運営に関する情報」で、次の2つを非公開にできます(2026年10月時点のBASEヘルプより)。

  • 店舗・活動場所の住所
  • 連絡先(電話番号)

非公開にすると、お客さんが見る特定商取引法の表記には、自分の住所・電話番号の代わりにBASE株式会社の情報が表示されます。

一方で、事業者の氏名は非公開にできません。身分証にある正式な名前を入れる決まりです。ここは見落としやすいので、最初に知っておくと安心です。

非公開にしても、住所が必要になる場面

「非公開=住所をどこにも使わない」ではありません。BASEヘルプには、次のような注意が書かれています。

  • 非公開でも、BASEには正しい住所と連絡先を入力する(決済の審査などに使われるため)
  • 商品を自分で送るときの発送元は、自分の住所と電話番号を使う(BASEの住所は使えない)
  • 納品書にはお店の住所が載る。BASEの情報で納品書や領収書は出せない
  • 返品の依頼など、お客さんから求められたときは、住所と連絡先を伝える必要がある
  • 区分が「法人」のお店と、Ameba Owndを使っているお店は、この設定を使えない

つまり、非公開の設定は「お店のページに載せない」ための仕組みです。自分で荷物を送ったり、納品書を付けたりする売り方だと、住所が相手に届く場面は残ります。

私のお店はいま、非公開の設定にしています

私のBASEのお店も、いまは住所と電話番号を非公開にしていて、特定商取引法の表記にはBASE株式会社の情報が出ています。

私のお店で売っているTシャツやマグは、注文が入るとPrintful(プリントフル)という会社が作って発送してくれる仕組みです。自分で荷物を送らないので、発送元に自宅の住所を書く場面は、いまのところありません。仕組みはBASE×Printful連携のやり方にまとめています。

それでも、お店をきちんと育てるなら、いつか自分の名前と一緒に住所を出す場面が来るかもしれない。そこが気になって、お店を本気で開けずにいました。その気持ちの話は趣味を副業に変える方法 #17|BASEの店をずっと開けられなかった本当の理由に書いています。

借りた住所を使えるようにした

そこで、お店の表記に使える事業用の住所を借りられるように準備しました。私の場合は、入っている会員制のコミュニティに、会員の区分によって住所を借りられる仕組みがあり、それを使えることになりました。

ここで1つ、気をつけたいことがあります。BASEヘルプの特定商取引法の設定マニュアルでは、住所は「店舗・事務所・自宅など、現在の正式な住所」を入れるように書かれています。借りた住所(バーチャルオフィス)を使ってよいかは、ヘルプには書かれていません。

借りる側の案内では、この住所はネットショップの特定商取引法の表記に使えると書かれていました。「自宅の住所を出さずにネットショップを開きたい」という使い方が、はっきり例に挙がっています。

ただし、使えない業種もあります。たとえば古物商のように、許可を取るのに実際の事務所が必要な仕事には使えない、という注意がありました。私のお店は、Printfulが作る新品のTシャツやマグなので、ここには当たりません。

BASEの側はどうか。BASEのヘルプには書かれていませんでしたが、BASEの拡張機能(BASE Apps)の一覧を見ると、バーチャルオフィスの「NAWABARI」のAppが並んでいて、「特商法欄の発送元情報に、自宅の住所を使わずにショップを運営できます」と紹介されていました(2026年10月時点)。BASE自身が、借りた住所でお店を運営する使い方を用意している、と受け取れます。

あわせて気をつけたいのが、返品や郵便は借りた住所に届くことです。私が借りる先は、郵便を月1回まとめて転送してくれる仕組みなので、返品の荷物が手元に届くまで時間がかかることがあります。また、大きな荷物(3辺の合計120cm以上や15kg以上)、冷蔵・冷凍のもの、代金引換などは受け取ってもらえません。返品を受けるときの送り先は、切り替えのときに決めておくのがよさそうです。

住所を借りるときに確かめたこと

私が見たのは、次のような点です。

  • 会員の特典なので、住所そのものの月額料金はかからない(はじめの手数料と、郵便を転送してもらうときの実費だけ)
  • 郵便が届かなかった月は、費用がかからない
  • 届いた郵便は写真で知らせてくれて、月1回まとめて転送してもらえる(急ぐときは、追加料金ですぐ転送も頼める)
  • 申し込みから契約まで、ネットで完結する(契約の書類だけは、書留で自宅に届く)

反対に、電話番号の貸し出しはありません。郵便の中身を開けて確認してもらうこともできません。住所を貸すだけのサービスだと思っておくのがよさそうです。

いまは、BASEの住所のままにしている

住所は借りられる状態になりましたが、しばらくは、これまでどおりBASEの非公開の設定(表記にはBASE株式会社の情報が出る)のままで進めます。借りた住所に切り替えたときは、その手順と画面をこの記事に書き足します。

住所を借りる先を探している方へ

私は会員特典の住所を使うので、次の2つのサービスは使っていません。ただ、会員制のコミュニティに入っていない方は、こうしたバーチャルオフィスから選ぶことになると思います。選ぶときは「ネットショップの特定商取引法の表記に使えるか」「郵便物の受け取りと転送」「月々の料金と初期費用」を見ておくと安心です(料金は2026年10月時点の公式サイトの表示です。申し込む前に最新の内容を確かめてください)。

ネットショップの公開住所には【NAWABARI】
月額1,100円から(年間契約の場合)。東京・目黒の住所を借りられ、法人登記ができるプランもあります。

DMM バーチャルオフィス
月額660円から。DMM.comが運営していて、都内などの住所から選べます。郵便物の扱いはプランによって違います。

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

まとめ

  • BASEは個人のお店なら、住所と電話番号を非公開にできる(設定→運営に関する情報)
  • 非公開にすると、表記にはBASE株式会社の情報が出る。氏名は非公開にできない
  • 発送元・納品書・返品の連絡では、自分の住所を使う場面がある
  • 借りた住所を使うときは、BASEの表記に使ってよいかを先に確かめる

BASEを開いたあとの初期設定(特定商取引法の表記の9項目など)は、BASEショップ開設の注意点と初期設定まとめにまとめています。

これからBASEでお店を開く方は、公式サイトから無料で始められます → 無料ネットショップ開業【BASE】

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