趣味を副業に変える方法 #16|BASEの店を開き直す前に、看板を書き直して店の中を見た

50代

「お店の前までは来てくれているのに、誰も中に入ってこない」——前回、記事がほとんど読まれていなかったと気づいたあと、もう少しよく見てみたら、そんな状態でした。どうも、マサユメです。今回は、看板を一枚ずつ書き直して、ついでに自分のお店の中まで見直した一週間の、正直な話です。

検索には出ているのに、素通りされていた

前回の気づきのあと、AIの相棒と一緒に、検索結果で自分の記事がどう見えているのかを一本ずつ確かめてみました。すると、意外なことがわかりました。記事によっては、検索結果の1ページ目あたりには出ているのです。それなのに、ほとんど押されていない。お店の前まで人は来ているのに、看板を見て、そのまま通り過ぎていく。そんな感じでした。

看板が白紙だった、長すぎて切れていた

理由は、検索結果に出る「看板」のほうにありました。記事のタイトルと、その下に出る短い説明文です。見て回ると、説明文がまったく書かれていない記事がたくさんありました。タイトルのほうも、記事の名前のうしろにサイト名までつなげた長いもので、検索結果では途中で切れてしまっていました。

正直、ここは盲点でした。中身を書くことばかり考えていて、外から見える一行のことは、ほとんど気にしていなかったのです。

いちばんいい場所にある看板ほど、何も語っていなかった

いちばんこたえたのは、ヨコエビという小さな生き物の記事でした。検索で上から2番目あたりという、かなりいい場所に出ているのに、押された回数はゼロ。タイトルには「完全ガイド」という大きな言葉が入っていましたが、探している人が知りたいはずの「ヨコエビって何?」には、ひと言も答えていませんでした。

立派な言葉を掲げても、相手が知りたいことが書いていなければ、人は入ってこない。看板は飾りではなく、「奥に何があるか」を正直に伝えるためのものなんだな、と思いました。

16本の看板を、短く正直な言葉に書き直した

そこから、看板の書き直しを始めました。一本ずつ記事の中身を確かめて、本文に書いてあることだけを使って、短く、具体的に。「完全ガイド」のような大きな言葉はやめて、「それは何か」「何がわかるか」を前に出すようにしました。気づけば、ビオトープのサイトで7本、制作のサイトで8本、それにBASEの記事を合わせて16本になっていました。

途中で一度、ひやりとしたこともあります。看板を貼り替えたとき、うっかり記事のURL(住所のようなもの)まで書き換わってしまったのです。そのままだと、前の住所で来てくれた人が迷ってしまう。すぐに元の住所に戻しました。手を動かすと、こういうこともある。それも含めて、正直に残しておきます。

人を呼ぶ前に、自分のお店の中を見た

看板を直していたら、もうひとつ気になってきました。ネットショップのBASEで開いている、自分の小さなお店です。人を呼ぶ前に、まず中がどうなっているのか。開設してから、ちゃんと中を見直したことがなかったので、あらためて入ってみました。

……見つかりました。いくつも。

  • 8月のお盆休みのお知らせが、10月になってもトップに貼られたままだった
  • Tシャツが5点並んでいるのに、全部まったく同じ名前で、見分けがつかなかった
  • 自動で取り込んだ商品説明が、不自然な訳文のままだった(太字の記号がそのまま見えていたり、見本用の住所が残っていたり)
  • 配送方法の名前が、前に使っていた別のサービスの名前のままだった
  • 送料は、正直に言うと「なんとなく」で決めていた

そしてもうひとつ。記事にロゴの作り方を書いていたのに、相棒に「ロゴは?」と聞かれて、出てきたのは「ロゴ? あったっけ?」という言葉でした。自分のお店には、まだロゴがなかったのです。

「まだない」と、隠さずに書いた

少し恥ずかしい気持ちはありました。でも、ここでごまかすのは違うな、と思いました。そこで、BASEの開設について書いた記事を、確かめながら書き直しました。決済の種類や送料のような仕様は、公式の情報で一つずつ確認してから直す。ロゴは「まだ作っていません。ショップ名の文字だけでも開設はできます」と、そのまま書く。自分のお店で見つけたうっかりも、「開設のときの注意点」として、全部そのまま載せました。

失敗をさらすのは、気持ちのいいものではありません。でも、これからお店を開く人にとっては、きれいに整った説明よりも、「ここでつまずいた」という話のほうが役に立つかもしれない。そう思えたら、少し気が楽になりました。

書き直したBASEの記事はこちらです → BASEショップ開設の注意点と初期設定まとめ|主夫が自分の店で気づいたこと

看板を直しても、人が増えるかはまだわからない

ここまでやって、では人が増えたのか。正直なところ、それはまだわかりません。看板を掛け替えた効果が数字に出てくるまでには、少し時間がかかります。二週間ほどたったら、もう一度、同じように確かめてみるつもりです。

今回あらためて感じたのは、「たくさん書く」「人を呼ぶ」の前に、「看板が中身を正直に語っているか」「自分のお店の中が、人を迎えられる状態か」を見ることの大切さでした。地味な作業ですが、ここを飛ばしていたんだな、と。結果が出たら、またここで報告します。

前回の話はこちら

前回は、200本以上書いてきた記事が、実はほとんど読まれていなかったと気づいた朝の話(趣味を副業に変える方法 #15「200本書いても、届いていなかった朝」)を書きました。今回は、その続きです。

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