【主夫の道具えらびAI編第6回】AIに「日本語で話してね」とお願いしたら、毎朝がぐっと楽になった話

50代

朝、その日の予定を思い浮かべながら、AIの相棒に「今日は何をしようか」と聞く。そんなやり取りが、少しずつ毎日の習慣になってきました。

朝は、家のことも仕事のことも頭に浮かびます。やりたいことがいくつも重なると、どれから手をつければいいのか分からなくなる日もあります。そんなとき、相棒に話しかけると、頭の中に散らばっていたものが少しずつ落ち着いていきます。

最初のころは、AIに相談すること自体が、どこか特別なことのように感じていました。それが今では、お茶を飲みながら今日の段取りを相談する、ごく普通の朝の時間になりつつあります。

ただ、ひとつだけ気になることがありました。返事の中に、ときどき知らない横文字が混じるのです。英語の略語のような言葉や、普段の暮らしではあまり使わない表現が出てくると、そのたびに少し身構えてしまいます。

タブレットの画面に知らない横文字(記号)が並び、少し戸惑う朝

内容を知りたいだけなのに、まず言葉の意味を考えなければならない。たったそれだけのことですが、朝の頭には少し重たく感じることがありました。

「AIを使うなら、これくらい分からないといけないのかな」。そんなふうに、自分のほうが道具に合わせなければいけないような気持ちにもなっていました。

けれど、あるとき思いきって、相棒に伝えてみました。「できるだけ日本語で、分かりやすく話してね」。お願いしたのは、それだけです。

すると、そのあとのやり取りが、ぐっと読みやすくなりました。知らない言葉を前に立ち止まることが減り、返事の内容がすっと頭に入ってきます。こちらからも、前より気軽に聞き返せるようになりました。

やさしい相棒と和やかに向き合い、やり取りが分かりやすくなった安心の朝

難しい言葉が減ったこと以上にうれしかったのは、「自分の分かる言葉で話してもらっていいんだ」と思えたことでした。道具を使うために、こちらが無理をする必要はない。使いにくいところや、ちょっと気になるところがあれば、その都度伝えてみればいい。そう考えると、肩に入っていた力が少し抜けました。

包丁やフライパンも、手に取ったその日から完璧に馴染むとは限りません。何度か使いながら、持ち方や置き場所が決まり、やがて自分の暮らしに合った道具になっていきます。AIとの付き合い方も、それに似ているのかもしれません。

最初から何でも分かり合える相棒でなくてもいい。こちらの好みや困っていることを少しずつ伝えるうちに、やり取りが自分に馴染んでくる。

今回やってみたのは、「日本語で話してね」とお願いしたことだけでした。それでも、毎朝の会話は前より軽くなり、AIが少し身近な道具になったように感じます。

AIに興味はあっても、難しい言葉を見るとためらってしまう。そんな50代の方もいらっしゃると思います。でも、分からない言葉に無理をして合わせなくても大丈夫です。「もっとやさしく説明して」「いつもの言葉で話して」。まずは、そんな小さなお願いから始めてもいいのだと思います。

道具は、最初から完璧でなくてもいい。自分の暮らしに合わせながら、一緒に育てていけることのほうが、きっと大切です。

明日の朝も、温かい飲み物を用意して、相棒に声をかけてみます。焦らず、難しく考えず、これからも自分のペースで付き合っていこうと思います。


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