今年の初詣で気になった初詣の作法とは

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初詣を考える

 今年の初詣は1日過ぎに近くの神社に行きましたが、そもそも作法とはどのような物なのかと思い調べてみました。初詣を考えているうちに作法やそもそもなぜ初詣に行くのか、お札や破魔矢、熊手などを購入してどのように保管して置けば良いのか?など調べてアウトプットしようと思うと色々な疑問が出て来たので来年の為に書いてみました!
 数年前に神棚を設置してますが、お札や破魔矢などを置くだけで特に何もしていません。

神棚とは

調べていくうちにそもそも神棚は必要なのか?などの疑問が出たのですが、考え方の順を追って書いていこうと思います。

日本人の宗教観

は、確かに海外の方から見ると独特で興味深いものですね。多様な宗教が混ざり合い、柔軟な形で受け入れられてきた歴史があります。その根底にある「八百万の神」という考え方は、日本人の宗教観を理解する上で非常に重要なキーワードです。

八百万の神と神棚

「八百万の神」とは、自然界のあらゆるものに神が宿るという考え方です。木々、川、山、そして人にも神が宿ると考えられています。この考え方は、自然に対する畏敬の念や感謝の気持ちを育み、人々の生活に深く根付いてきました。

神棚は、この「八百万の神」を祀る場所として、日本の家庭に広く見られます。神棚には、氏神様(地域を守護する神様)や祖先神など、様々な神々が祀られます。神棚を設けることで、家庭に神様をお迎えし、家族の幸せや家内安全を祈るのです。いわば小さな神社とも言えるでしょう!

神棚の設置場所

先ずは設置する場所に向いているのが南向きや東向きの部屋がおすすめです。なぜなら、太陽の光が入ってきやすく、湿度も少ないためカビが生えるリスクも少ないためです。
 仏壇がある部屋と一緒でも問題ありませんが、向かい合うような位置や、神棚の上に仏壇がくるような位置は避けます。お神札は必ず飾るべきといわれています。

お神札とは

お札は、神社で神様に願い事をしたり、ご神体をいただいてくる際に授かるものです。神様の力が宿っているとされ、神棚に祀ることで、その神様の加護を受けることができます。神棚に置く【3種のお神札】
・神宮大麻(じんぐうたいま 日本の総氏神様である天照大御神様が祀られている伊勢神宮のお神札
・氏神神社(うじがみじんじゃ その土地の氏神様のお神札
・崇敬神社(すうけいじんじゃ その他、自身が崇拝している神様のお神札

神棚のお宮(お社)での御札の置き方は、

真ん中が、天照大御神の伊勢神宮の神札
向かって右側には氏神様の御札
向かって左側には崇敬神社のお札

 お正月の準備

さて、初詣の前に神棚の正月飾りは12月28日または12月30日にお供えをするのが望ましいとされています。9のつく日は縁起が悪く、大晦日である31日は神様に失礼にあたることから避け、月次祭と同じように米、水、塩、お神酒、榊を並べて、正月飾りとお供え物を準備します。
 お恥ずかしい事にお札は全国の神社では12月1日から新しいお札を出す事が慣例となっているようで、取り替えるのは12月13日から。大安とか18日28日の末広がりがよいです。知りませんでした。

 古いお札にも感謝をして、神社に納めます。先に古いお札を持っていき、神社で新しいお札を買うのはだめなようです。神棚にお札がないということの無いようにしましょう。なので年末に地元のお寺や神社へのお参りを済ませる。(お札をいただきに行きます)

お正月とは

御先祖霊の集合体を総称して“歳神様”と呼び、お正月は本来その“歳神様”を自宅へお迎えしお祝いする行事でした。歳神様をお迎えする為の目印が門松で門松なども12月28日から松の内まで飾るとされています(関東)「松の内」とは、門松やしめ飾りを飾っておく期間のことで、新年の歳神様がいらっしゃる期間と考えられています。

としがみさまとは?

お恥ずかしい事にといがみさまの漢字が「年神様」と「歳神様」歳神とも書き、 歳徳神 (としとく じん)、正月様、若年 (わかどし)様などともいう。 原初形態は明らかでないが、 冬至 から 立春 までの間、つまり年の境に、遠くの 他界 (あの世)から霊威が訪れてきて、人々に幸 (さち)を与えてくれるという信仰に基づくもののようである。日本において、歳神様(年神様)は、毎年お正月になると各家庭にやってくる神様のことで、漢字の読み方はとしがみさま。お正月を各家庭で過ごし、一年の福を授けてくれる神様のようです。

初詣とは

ここからが本題です。初詣は何から始めればよいかと言いますと昨年の神様の加護に感謝しこれから新しい1年、神様の加護を願う事です。
 一番近い神様からお参りをするのが作法のようです。これまでの説明から考えると、先ずは神棚にお参りをします。そして生まれた場所を守護してくださる氏神様へのあいさつをしてから、他のお寺や神社へ初詣に行くのが良いようです。

初詣の期間は

 新年の無事を祈願する初詣は早いほうが良いという慣習もあり、元日から三が日にかけて初詣に行くのが一般的となっているようです。

また、初詣の起源は大晦日の夜から元日の朝にかけて不眠不休でお祈りをする「年籠り(としごもり)」と言われており、その名残りで年末詣、年末詣はむしろご利益が大きいとも言われていますし大晦日~元日の年越しのタイミングで初詣に出かける方も多くいるようです。

三が日の次に一般的なのが、「松の内」の期間までに参拝することです。「松の内」とは、門松やしめ飾りを飾っておく期間のことで、歳神様がいらっしゃる期間と考えられています。

松の内の期間は地域によって違いがあり、関東地方は1月1日から1月7日まで、関西地方では1月1日から1月15日までとするところが多いようです。

最近では三が日の混雑を避けたい人やお正月に集まりがある人などは、少し落ち着いた時期の初詣もおすすめです。

初詣は神社?お寺?

初詣は神社でもお寺でも、どちらに行っても大丈夫です。

地域の神様である「氏神さま」にお参りするのも良いですし、自分の干支の守護本尊がまつられているお寺に初詣に行くのも縁起が良いとも言われています。
もちろん、ご利益別に複数の神社やお寺に参拝しに行くのもOKです。

ただし、神社とお寺では参拝作法が異なるので注意しましょう。
神社での参拝は「二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)」が基本ですが、お寺の場合は静かに手を合わせて礼をするのが基本となります。
因みに拍手は右手を少し引いて拍手【かしわで】をします。

神社 神道という日本古来の宗教の聖地です。自然や祖先を神として崇め、多様な神々が存在します。
お寺 仏教の寺院です。釈迦を教祖とする仏教の教えに基づいて、仏像を祀り、修行の場となっています。

お参りの方法

 基本的には神社は鳥居の前でお寺は山門の前で一度止まり身なりを整えて一例してから入り参道は端を歩きます真ん中は神様の通る道なので空けます。
 神社やお寺の方が通る際は通り道を空け頭を下げるのが作法のようです拝殿に着いたら先ずはお賽銭を投げずに静かに入れて、鈴があれば鈴を鳴らしてから参拝をします。神社、お寺の参拝は作法が違うので前項目の「初詣は神社?お寺?」を参考にして下さい。例外もあるので注意しましょう!
 因みに基本的には参拝する場所は飲食は禁止です。が最近は神社の方で配っていいたり売っている場所も在るのでその場所に合わせるのがいいのかも知れませんが、頂いて参拝する場所以外で頂く方が良いかも知れませんね!
 

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ストックフォト【PIXTA】

お賽銭の金額は

私の調査ではいくらでもOK。無理なく自分の払える範囲で大丈夫でみたいです

そもそもお賽銭は、神社の場合は神様へ感謝の気持ちを込めて納めるもの・お寺の場合はお布施や修行の意味があるもので、願い事の対価ではないという事です。
多く払えば大きな願い事がかなうわけではないので、無理のない範囲で納めましょう。

縁起の良い金額として有名なのが、5円(ご縁)、5円玉2枚で10円(重ね重ねのご縁)、25円(二重のご縁)、5円玉9枚で45円(終始ご縁)など。
いずれも決まり事ではなく単なる語呂合わせなので、自分の気持ち次第でこだわってもこだわらなくても良いようです。因みに5円しか聞いたことが無く語呂合わせも色々有るのにビックリしています。

初詣の願い事は、いくつお願いしてもOK

 これは調べた結果いくつでも良いと言う方と欲張らないで1つにするべきと言う意見や願い事ではなく感謝を伝えるべきなど色々有るようです。
 いずれにしても願い事をする際は、名前と住所をしっかり伝えたうえで、まず旧年の報告とお礼をし、それから新たな年の願い事と祈りを捧げるのが良いとされているようです!

おみくじ

初詣で引いた後のおみくじは、吉凶にかかわらず結んで行っても持ち帰っても良いそうです。

良いおみくじは持ち帰って、大切にお守り代わりとして身につけておくと良いとも言われています。

自分にとって良くない結果のおみくじを結ぶ際は、利き手と反対の手で結ぶと吉に転じるという言い伝えもあるので、試してみると良いかもしれませんね。注意私が小さい頃は木に結んでいましたが今は結ぶ場所が在る所も在るようなので注意して下さいね!

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まとめ

 色々と書きましたが初詣の作法から始まり調べていくと日本人の基本的な神様は八百万の神なのかも知れません。神様と言うよりは精霊を進行しているのかも、人間が生きていけるのも木々、川、山、や動物、そして人が必要なんですから当然なのかも知れません。

 神棚の意味も分かったので早めにお札を貰いにいかないと、神様不在で1年過ごす事に成りますからね早めに行って来ます。


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